理不尽コミュニケーションの対価

仕事をしていると、当然ながら顧客とのコミュニケーションが上手くいかなくて、苦労することもある。

まあそれはいい。
その苦労込みでの給料ってモンだと思う。

ただそれは、顧客側も少なからずこちらと良いコミュニケーションをしようと思っている、というのが前提にあると思う。
利害が絡んだ結果としてこじれるにしても。

そういう様子を微塵も感じられない顧客。
配慮も何もなく、刺々しい言葉で注文を並べ立てる。
傲岸不遜と無味乾燥を絵に描いたようで、コミュニケーションに歩み寄りの姿勢が全く見えない。

別に馴れ合ってほしいわけじゃない。
仕事相手なんだから、一線引くのは当然だ。

でも、一線引くどころか、最低限の思いやりすら持とうとしない相手には、こちらのサービス意欲も削がれていくし、ストレスと失望感が増えていくだけ。
良い成果物を作ろうにも作れなくなってくる。悪循環が起きる。

もちろんこちら側の反省点もたくさんあるのだけど、それ以前に、人間として問題では?というレベル。

こういう顧客を相手にする対価も、給料に含まれるのか?

含まれる、と断言できる人もいるでしょう。僕はまだ、なんとなく納得いかないけれど。

ビジネスライクですらない冷徹さを仕事というのなら……それはやるせないし、心の貧しい時間だと思う。
自分の時間をつぎ込むものを、そんな風に考えたくないな。

この案件はこの案件で学ぶものもあったし、メンタルを鍛える場にもなったけど、
二度と一緒に仕事したくない、とまで思った顧客は初めてでした。

こんなコミュニケーションがまかり通る企業には、どんな条件だろうが入りたくないものです。

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