ストーリーに関するネタバレはありません。
Keyが手がけるノベルゲーム。
地球が、すでに人類の世界ではなくなってから久しい。
世界はシンギュラリティを起こした機械群に支配され、人々はその片隅で、息を潜めて生き長らえていた。運び屋“ジュード”の元に、依頼が舞い込む。 それはシンギュラリティ機械群の影響を受けない、 少女型アンドロイド“フィリア” を輸送して欲しいというものだった。
世間知らずなフィリアの行動に嫌気がさしながらも、ジュードは旅を始める。 時には略奪を繰り返す人間から逃げ、時には機械群が闊歩する危険地帯を通り抜け、 輸送依頼を果たそうとする。フィリアは何度も人間になりたいと口にする。
公式サイトより
遥か空の先に辿り着けば、 アンドロイドは人間になれると言うのだが……?
公式サイト ▶ https://key.visualarts.gr.jp/kinetic/stella/
高校生以来のノベルゲーム!
個人的評価は ★★★★☆
- よかったところ
- 読みやすい文章
- 6~8時間で終わる分量ながら違和感なくまとまったストーリー
- ビジュアル、スチルの綺麗さ
- 2000円でこのクオリティ遊べること
- 微妙なところ
- クライマックスが読める(まあこうなるんじゃない、って予想を裏切ってほしかった)
- ルート選択がない(一本道)
総じて良作です。おすすめできる。
「クライマックスが読める」に関しては、ほとんどの人は心配しなくていいと思います。
薄々分かっていても感動する人は多いと思うので。
ただ、自分のことを良い意味でも悪い意味でもドライだと自覚している方は、僕と同様ちょっと微妙に感じるかもしれません。
僕自身、ジュードやウィレムの冷静さや合理的な思考を好ましく思うタイプです。もちろんフィリアも可愛かったけれど。
一番グッと来たのは、デリラの記憶の真相かな。切なさとやるせなさと。
それと、シンギュラリティマシンの行動の真相は面白かった。なるほどそっちがズレたのかと。
「人を人たらしめるものは何か」というのが、この作品の分かりやすいテーマだと思います。
もっと考察すれば色々テーマは見えてくるかと。
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